島交流の会/しまのがっこうは、本年も島の元気を応援してまいります。
     ご支援よろしくお願いいたします。

2009年08月31日

島の話題をクリップ〜09年8月

インターネットが発達し、検索すればどんな物事でもある程度のデータなら簡単に取り出せるような世の中になりました。便利だけれど情報量が多すぎて今度は人間の方が処理しきれないかもしれません。

そこで、ネットのスクラップ帖というかブックマークの出番です。スクラップという言葉自体もうスクラップされているかもしれませんが、友人たちに聞いた所、新聞の切抜きをやっている人がまだいるのです。毎日毎日減り続ける記憶細胞を補うのはビジュアルなアナログデータが一番だとか。

≫衆院選 口永良部島などで繰り上げ投票 島の将来に思い込め(南日本新聞 2009/8/27)

≫山田洋次さん児童書300冊寄贈 瀬戸内町立図書館に文庫(南日本新聞 2009/8/27)

≫中孝介さん「心込めて歌った」―県観光PRアニメ主題歌「銀河鉄道999」、沖永良部島の活性化へフローラル塾が発足(南海日日新聞 2009/8/21)

≫5市町村1地区で戦没者慰霊祭(南海日日新聞 2009/8/16)

≫日食効果、トカラ食材販売好調/鹿児島市内の特産品販売所(南日本新聞 2009/8/15)

≫徳之島で廃プラスチックから「油田構想」 2010年稼働目指す(南日本新聞 2009/8/14)

以上は8月分のクリップです。これからは、島の話題で気に止めておきたいことを、ネットの新聞記事等から拾ってスクラップしておきたいと思います。
(ミナミ)
 
posted by シマオ at 20:04| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月27日

9月21日遊楽館ワークショップのお知らせ

今年度初めての「かごしま移住・交流ワークショップin遊楽館」が9月21日に開催されます。今回は、『和泊町移住セミナー』として沖永良部島(おきのえらぶじま)の移住・交流の案内です。
≫沖永良部「島暮らし」案内所:イベントのお知らせです!

沖永良部島は、奄美諸島の南西部、与論島の北方に位置し、隆起サンゴ礁でできた島です。鹿児島県大島郡に属し、島内には和泊(わどまり)町と知名(ちな)町があります。サトウキビや野菜作りなど農業と畜産が盛んで、ユリなど花卉(かき)生産も有名です。人口は約14,500人、面積は約94平方キロメートルと、伊豆大島よりちょっと大き目です。
ワークショップに参加して、豊かな自然に恵まれた沖永良部島を知るきっかけにしていただけたら嬉しいです。

和泊町移住セミナーちらし

かごしま移住・交流ワークショップin遊楽館

 『和泊町移住セミナー』

〜奄美群島の沖永良部島を知り大自然の暮しを考える〜

日 時: 9月21日(月) 15:00〜17:00
会 場: 東京有楽町駅前 かごしま遊楽館 3階
内 容:
 ○ 沖永良部島・和泊町の紹介
 ○ 移住支援情報の提供
 ○ 第1回えらぶ移住・交流体験ツアーの紹介
≫えらぶ移住支援センター:体験ツアー詳細

ご案内: 和泊町移住・交流促進協議会、かごしま遊楽館
参加費: 無料  定員: 10名  
 ※参加希望者は事前にご連絡ください。
主 催: 鹿児島県 企画課
お問合せ・連絡先: かごしま遊楽館 (担当:桑原、内田)
 東京都千代田区有楽町1-6-4 千代田ビル9階
 TEL 03-3506-9177
 E-mail kigyou@pref.kagoshima.lg.jp

≫チラシをダウンロード(PDF形式)

参 考:
≫和泊町移住・交流促進協議会
≫沖永良部島で田舎暮らし〜えらぶ移住支援センター
≫和泊町ホームページ
≫かごしま遊楽館:イベント情報
≫鹿児島県:かごしまへの移住・交流
 
posted by シマオ at 00:01| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 島のイベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月26日

三島村発、ジャンベの饗宴

当ブログでご案内した三島村 ジャンベ イベントに行ってきました。
22日・23日に行なわれた東京公演の会場大森ベルポートは、JR大森駅から歩いて直ぐ、いすゞ自動車本社のあるところです。残暑とはいえもう真夏の太陽とはいえない陽射しの中を会場に入っていくと、ビルの壁面に反射するようにジャンベのリズムが響いてきました。

大森ベルポート

ジャンベイベントは三島村の主催です。今年は、西アフリカの伝統楽器ジャンベが三島村へ伝わってから15年、みしまジャンベスクールの創立5周年だそうです。
鹿児島の離島、三島と西アフリカ、ギニアの出会いについてはこちらのホームページを見てください。スクールの創設者、ママディ・ケイタ氏のことも書かれています。

ジャンベコンサートには、ママディ・ケイタ氏のほかアジアやヨーロッパの国々からTTM(TamTam Mandingue)の奏者が集り、みしまスクールの若者たちも参加しました。奏者たちは体いっぱいにジャンベのリズムを打ち続け、独特のビートが会場をうずめた観客の熱気と一体となったように感じました。
三島村からは役場職員やスクールの関係者が上京し、スタッフをつとめておられました。東京会場の観客の皆さんは、きっと三島を身近に感じたことでしょう。

ジャンベコンサート

一昨日と今日の記事の写真はケータイで撮っているので、ハッキリしないかもしれませんがご容赦ください。
(ミナミ)

みしまジャンベスクール/TTM+JP
http://www.ttmjp.net/
 
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2009年08月25日

東京で96の日 「奄美デー」

96(クロ)の日の9月6日、東京目白の椿山荘で、「奄美の魅力に触れる夕べ」が開催されます。
クロは、奄美黒糖焼酎の「黒」やアマミノクロウサギの「黒」、本場奄美大島紬泥染めの「黒」を表すとのこと。黒豚、黒牛、黒酢など「黒」は、鹿児島県のセールスポイントでもありますね。
当日は、奄美黒糖焼酎全18蔵を体感でき、郷土品の展示即売会(物産・焼酎など、試食あり)や、若手「唄者」によるライブもあるそうです。
申込みの締め切りは今日までですが(お知らせ遅くなってごめんなさい)、ガンバって申し込んでください。クロの日は「奄美デー」をお楽しみいただきたいと思います。

96(クロ)の日 「奄美デー」
日 時: 9月6日(日) 17:30〜21:00
会 場: 椿山荘 5階 オリオン2
 東京都文京区関口2-10-8 JR目白駅よりバス10分
参加費: 無料
申込方法: はがき、FAX、ホームページにて
申込締切: 平成21年8月25日(火)
 (申込み多数の場合は抽選。はがきは当日消印まで有効)
お問い合せ: 「96の日 奄美デー」事務局
 〒104-0061東京都中央区2-16-16 GINSENビル6F
 TEL 03-3545-8295 FAX 03-3545-6993
▽詳細は「96の日 奄美デー」ホームページをご覧ください。

≫報告記事はこちら
 
posted by シマオ at 12:38| 鹿児島 | Comment(0) | TrackBack(0) | 島のイベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月24日

沖永良部を見つめる会

先日、沖永良部島出身の方々の集まりに行ってきました。「沖永良部を見つめる会」の2ヶ月に1度の定例会です。
見つめる会は東京及び近県に居住している沖永良部島の出身者及び縁故者の集りで、定例会では沖永良部に関係する情報交換や、見つめる会が運営している「えらぶしまんちゅ通信」サイトへの掲載内容などを話し合っているそうです。

えらぶしまんちゅ通信サイトのスクリーンショット
沖永良部の現状を知り魅力ある島づくりの一助となるためのサイト
 えらぶしまんちゅ通信
 http://okierabu.jp/

今月は夏休みで集まりがよくないとのことで、前回6月にお邪魔したときの半分もいらっしゃいませんでしたが、少人数ながら島の話題に花が咲き、沖永良部のことをいろいろ教えていただきました。
沖永良部島は、奄美諸島の南西部、与論島の北方に位置し、エメラルドグリーンの海に浮かぶ隆起珊瑚礁の島です。島内には和泊(わどまり)町と知名(ちな)町があり、見つめる会には知名出身の方のほうが多いそうです。
農業の島といわれ、サトウキビや野菜作り、畜産が盛んです。ユリなど花卉(かき)生産も有名です。年収1千万円を超える農家も珍しくないそうです。

えらぶを見つめる会の集まり

従来、移住者誘致に積極的でなかったのは、豊かに生活できる島なので島民に切迫感がなかったからだと、ある方はおっしゃっていました。でも島の人口が少しずつ減り、後継者不足や遊休地の増加、お嫁のきてが少ないなどの問題がでてきているようです。
地域の問題はその地域にとどまらず皆で一緒に考えようというのが島交流の会の基本です。この日は、人口減少への対策や地域活性化の案についても意見交換しました。今後、沖永良部を見つめる会の皆さんと島交流の会で協力し、かごしまの島のために役立ちたいとなりました。機会があれば移住・交流に対する提案や行政への要望を一緒にまとめたり、島興しの活動を共に続けて行ければよいと思いました。

秋葉原を流れる神田川

見つめる会の定例会は、電気街秋葉原の駅のすぐ近くで行なわれています。買い物客やオタク系でにぎわう駅前をちょっと外れると、衣料関係の問屋や中小事業所の集る街並です。
神田川の川面をよぎる涼風が、島人(しまんちゅ)のふるまってくれた黒糖焼酎の酔いを醒ましてくれました。
(ミナミ)
 
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2009年08月23日

島を元気にするプロジェクトを話しあう会

ちょっと遅くなりましたが、12日に東京で開催された「島を元気にするプロジェクトを話しあう会」の報告をいたします。
次は、島元気プロジェクトの趣旨を簡単な文章にしたものです。

『人口減少時代を迎えて離島の過疎化が進み、島興しの必要性がますます高まっています。島を元気にしたいという想いは、島内だけでなく、都会の島出身者の中にも満ち溢れています。その想いを何とか形にできないものかと、島元気プロジェクトをスタートすることを考えました。島々の移住/交流/観光を活発にするために、一緒に活動しませんか?』

島元気プロジェクト

当日は、島交流の会(※)の在京メンバーをはじめ、島出身者など十数名が集まりました。与論島、奄美大島、喜界島、種子島、屋久島の関係の方々です。
自称“まだ奄美に行ったことのない人を来島させる名人”という方や、いまはこちらにいるので島に帰って協力者を探したいという方など、みな島を元気にしたいという気持ちの強い方々でした。
いくつかのアイデアが出され、実現性を検討する意見もありました。奄美のよさがハッキリ伝わるように、ただ物を売ったり広報するだけではなく、実際に島で行われているもの、島にあるものに直接触れてイメージを持てるような宣伝やイベントをやるべきだとの反省的な意見もありました。

具体的な意見交換もでき、島への想いを同じくする方々が数多くいることが改めてわかった集まりでした。初めて来られた方からも、これからは島交流の会と一緒にやっていきたいと言っていただき、ありがたい日となりました。
プロジェクトの具体策はまだおぼろげであり今後詰めていく必要がありますが、半歩、あるいは一歩、確かに進み始めた気がします。今までの会員の方々や参加団体にきちんとお話して了解をいただかなくてはなりませんが、入会者が増えることは大変嬉しいことです。

次回は、9月23日のふるさと回帰フェアで集まり、かごしまの島々を大いに宣伝しようとなりました。フェアでの活動の詳細については、またお知らせしたいと思います。
(ミナミ)

※『かごしま・島交流の会』とは、薩南の島々と都市圏の交流活動を行なっている民間団体によって結成されました。鹿児島の島々の「移住・交流・観光」の促進とネットワーク作りをめざしています。
 
posted by シマオ at 19:35| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月22日

島々に咲く花はあの戦争の記憶

ハイビスカスやブーゲンビリアと並んで、南の島によく似合う花があります。季節的にはまだ早いけれど、南西諸島に咲くサキシマフヨウ(先島芙蓉)です。薄いピンクの花色は、晩秋から初冬の島々を染め上げます。

サキシマフヨウの花

終戦記念日を挟んだ新聞の特集に、芙蓉部隊のことが出ていました。芙蓉とは富士(不二)を意味し二つとないこと、つまり一番の意味です。それが部隊に付けられた名前だとすると、戦闘能力の高さを誇っていたのでしょう。芙蓉部隊の詳細をここでは述べませんが、8月は戦争を思い出す季節です。
芙蓉とともに忘れがたいのが特攻花です。奄美ではテンニンギク、屋久島や本土ではオオキンケイギクのことを言うそうですが、いずれも戦争の記憶と結びつきます。

南西諸島は、第二次大戦末期は戦場となり多大な被害をこうむりました。壮絶な沖縄戦のあった昭和20年は、3月10日東京大空襲をはじめ日本全土が米軍の攻撃を受け、戦争が終結した年です。沖縄から本土への疎開児童など1700余名を乗せた対馬丸が撃沈させられたのは、ちょうど64年まえの今日の出来事でした。
南西諸島の周辺の海には幾多の悲劇がいまも眠ったままになっています。戦艦大和は、7月22日にあった皆既日食帯のちょうど真下に沈んでいるのです。

8月14日の東京新聞記事

南西諸島でも本土でも、慰霊の行事を続けながら子どもたちに戦争の記憶を伝えようとしています。戦争体験者がどんどん少なくなるいまだからこそ必要な作業と思うのですが、そうした努力は都会より田舎の方がしっかりできているようです。焼け野原となった都会の方が戦争の被害は大きかったので残念な気がしますが、平和活動に取り組む若い世代がいることにちょっと安心したりもします。

戦後生まれの私にとって、戦争は父母の世代の出来事です。しかし、戦争はご免です。戦争の記憶を引き継ぎ、更に次世代に伝えることが大切だと思います。南の島には平和が一番よく似合うのです。
(ミナミ)

参考:
≫屋久島から緑の風ブログ: 8月は平和を願う季節
≫緑の風 屋久島ニュース&コラム: 芙蓉花の盛り
 
posted by シマオ at 12:00| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

『特攻花』 出版記念写真展

仲田千穂さん写真展の案内を、喜界島を東京からてげてげにつづるブログ 喜界島、時々スローんちゅ 高橋伸弥 さんから転載させてもらいます。

「特攻花が教えてくれたこと」
〜女性写真家・仲田千穂 19才からの挑戦、8年間の記録〜


『特攻花』出版記念写真展
http://www.poplar.co.jp/info/event/003850.html

2009年8月19日(水)〜8月24日(月)
10:00〜19:00(入場無料)
場所 東京都中央区八重洲2-5-1
八重洲ブックセンター 8Fギャラリー

2009年9月1日(火)〜9月7日(月)
10:00〜19:00(入場無料)
場所 愛知県名古屋市中村区名駅1-1-2
ホテルアソシア名古屋ターミナル 正面ホール・イベントスペース
 
posted by シマオ at 21:00| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 島のイベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月18日

屋久島 杉の香コンサート

もののけ姫の主題歌で有名な米良美一(めら・よしかず)氏の講演とコンサートが開催されます。以下、屋久島町広報誌から引用してご案内します。

『杉の香コンサート』 米良美一 講演とコンサート
日時: 平成21年8月29日(土) 午後7時開演
場所: 屋久島町総合センター(屋久島町安房)
料金: 1000円 (小学生以下は無料)
定員: 300名
問い合わせ先: 屋久島町文化協会
 南支部会長宅 TEL 0997-46-2562
 たくさんのご来場をお待ちしております。

≫YouTubeで見る 米良美一「もののけ姫」
 
posted by シマオ at 21:22| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 島のイベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月17日

三島村 ジャンベ イベント

ジャンベスクールを開催し、ユニークな島興しを行っている三島村のイベントのご案内です。フェリーみしまの枕埼港運航が始まり、島へのアクセスはとても便利になりました。元気いっぱいの三島村主催によるジャンベコンサートが、今月、東京と鹿児島でダイナミックに開かれます。

三島村 ジャンベ イベント
 今年はママディさんの演奏活動なんと50周年!そして三島村へジャンベが伝わり15年、そしてそしてジャンベスクール創立5周年。
 このすばらしい2009年に世界中のTTMのディレクターを集めて記念公演を東京と鹿児島で行います。ヨーロッパ、アメリカ、日本のトップパフォーマー15人が繰り広げる熱狂の奇跡のアンサンブル。これを見逃すと次の機会はありません!ぜひお越しください。

鹿児島公演
日 時: 8月20日 午後7時〜9時
前売り: 一般:1,500円、中学生以下:1,000円
会 場: 鹿児島県交流センター県民ホール ≫地 図
主催・お問い合わせ:
 三島村役場 ピラミッドコンサート係
 TEL 099-222-3141(平日8:30から17:00まで)

東京公演
日 時: 8月22日 午後5時〜
      8月23日 午後3時〜
前売り: 一般:2,800円、中学生以下:1,200円
 ※オールスタンディング
会 場: 大森ベルポートアトリウム特設ステージ
 東京都品川区南大井6-26-2 ≫地 図
主催・お問い合わせ:
 三島村役場 ピラミッドコンサート係
 TEL 099-222-3141(平日8:30から17:00まで)

▽詳細は次のホームページで。
http://www.ttmjp.net/pyramidlive.html
▽三島村ホームページ
http://www.mishimamura.jp/

≫報告記事はこちら
 
posted by シマオ at 20:37| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 島のイベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月15日

鹿児島のエコツアー

一昨日、昨日とエコツーリズムについての情報提供をしていますが、もうちょっとだけお付き合いください。ブルーツーリズムという用語もうっかり忘れていたので、一昨日の記事中に加えました。
ブルーツーリズム(漁村滞在型余暇活動のこと)やグリーンツーリズム(農山村での滞在型体験活動)については、またの機会にふれさせていただこうと思います。

さて、鹿児島の島々のエコツーリズムの現状はどうでしょうか。
環境省関係サイトのエコツアー総覧で鹿児島県を検索すると、128件のエコツアーが登録してありました。内10件(4社)が奄美で、1件が桜島、残りすべては屋久島でした。
ちなみに沖縄県は98件登録。屋久島のツアー本数が突出して多いのは、1社当りの登録数が多いからと思われます。他の島にはない1500mを超える山々があるおかげで、ツアーメニューが豊富に組めるのでしょう。

そのほかネットの検索で調べると、与論島から種子島までそれぞれいくつかのエコツアー記事が出てきます。しかし、屋久島以外の薩南諸島で奄美のほかは、それほど熱心に行なわれているように見えないのは、ツアーが島の大きさや山の多さなど自然条件に左右されるためと、海のツアーは同じキーワードでは検索されづらいからかもしれません。
どの島にもサンゴ礁や生物の棲むすばらしい南の海が必ずあるわけで、ダイビングツアーなどは盛んに行われているのですから、宣伝不足(?)がちょっともったいない気がします。

さて話は変わりますが、Yahoo! JAPANサイトで「体験観光」と検索してみてください。種子島NETが上位(2位〜3位)に出てくると思います。(Googleでも5位〜10位)
SEOという言葉を、おそらく皆さん聞いたことがあるでしょう。ホームページを管理している方なら誰しもYahoo!やGoogleで上位表示されるのが凄いことだとご存知ですね。
種子島NETの方に聞いたところ、「時々問合せがあり、業者を紹介しています。グリーンツーリズムやエコツーリズムが島内でもっと盛んになればよいのですが」とのことでした。宣伝と受け皿の両方が必要と思いました。

最後は種子島NETホームページから引用して、種子島観光のご案内です。
「種子島は、鹿児島県の佐多岬沖に浮かぶ島。鹿児島本港南埠頭などから、数社のカーフェリーやジェットフォイル(高速船)が就航しています。また、鹿児島空港からはJACが毎日3便出ています。人口は約3万5千人で、南端には種子島宇宙センターがあります。サーフィンが盛んで、4〜9月ごろはシーカヤックやダイビング、パラグライダーなどが、冬季には船釣りもよく行われています。」
(ミナミ)
 
posted by シマオ at 22:03| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 事務局便り | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月14日

エコツーリズム推進法施行から1年半

平成19年成立したエコツーリズム推進法が20年4月1日に施行になり、全国各地でエコツアーが行われるようになりました。
エコツーリズムとは、地域のガイドの助言や案内を受けて、観光資源である自然を保護しながら、自然や野生生物、地域の文化などに触れ合い、体験し、学んでいく観光のあり方です。環境保全を考えない観光に将来はないとの認識が広まったことから、官民あげてエコツーリズムの必要性が叫ばれるようになりました。

推進法制定に先立ち、国によって設置されたエコツーリズム推進会議は次の3点の実現をめざしました。
・地域の自然と文化を知り、慈しむ
・元気な地域が自然を守る
・自然と文化を受け継いでいく
観光立国推進基本法の平成18年成立と20年の観光庁設置も相まって、全国の旅行業者はエコツーリズム商品の企画・開発を競っています。あるがままの自然を体験するのがエコツーリズムであり、ホテルやテーマパークなどの観光施設を建設する費用は不要でコストがかからないと思えることから、参入は容易で小企業向き、地元業者向きと見えるのかもしれません。

昨日イベント案内した「エコツーリズムフォーラム」(環境省と(社)日本旅行業協会が主催し、NPO法人日本エコツーリズム協会が協力)の年度毎の開催テーマを、次に抜き出してみましょう。
(URLは環境省報道発表資料ページ)

○18年度:世界自然遺産を楽しみ守る−地域で取り組む新しい観光(エコツーリズム)−
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=7435
○19年度:自然と暮らしの文化を守る=エコツーリズムが目指すものと新しい旅の楽しみ方
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=8637
○20年度:実践から流通へ エコツーリズム推進のための新たな一歩 「地域のエコツアー商品をいかに流通させるか」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10068
○21年度:地域の取組から商品の流通へ 「地域のエコツアー商品をいかにしてつくり流通させるか」
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=11454

テーマの取上げ方に、エコツーリズムという新商品を作ることから、マーケット拡充までの変遷が見られます。4年という時間の流れを表しているといえるでしょうか。地球環境に対して一般の関心が急速に高まったここ数年間というものが、エコツーリズムの存在感を高めたことは疑いようがありません。

しかし、エコツーリズムの根底には自然保護と観光促進との二律背反が横たわります。自然を守るためのツーリズムをいくらがんばっても、人がたくさん来れば手付かずの自然が荒れることは避けられません。
持続可能な観光開発のバランスを保つためには、守るべき自然を徹底的に守るための規制と、観光産業発展のためのガイドラインが必要です。野放しの観光開発によって、島の財産とも言える価値ある自然が損なわれる事態は避けなければなりません。しかし、その均衡をどこにもとめるかはとても難しく悩ましい問題です。

平成5年世界自然遺産に登録された屋久島は、日本の中ではエコツーリズム先進地域であるといわれていますが、環境保全と観光促進のバランスを考えた入山規制の議論に十数年を費やしてなお結論が出ていません。
薩南諸島のエコツーリズムはこれからが本番であるとの予測があります。世界自然遺産への登録が検討され始めた奄美・琉球諸島では、エコツーリズムへの関心が高まっているように思えます。先月の皆既日食に島々を訪れた旅行客が、またエコツーリズムで戻ってくると期待する地元の方は少なくないのではないでしょうか。

良くも悪くも屋久島の経験をトカラや奄美に活かしてほしいと願うのは私だけではないと思います。奄美と屋久島のエコツアーガイドの交流が盛んになれば、島めぐりのエコツアー企画も生まれることでしょう。
それぞれの島には違いがあり、独自の魅力に満ち溢れています。都会から南の島々を眺めている人々を、島々を交流するエコツーリズムにいざなうことができたらすばらしいと思います。
(ミナミ)
 
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2009年08月13日

9月19日にエコツーリズムフォーラム

今年もエコツーリズムフォーラムが、9月19日東京ビッグサイトで開催されます。
報道発表によると、昨年に引き続き「地域発のエコツアーをいかに流通させるか」をテーマに、新潟の里山で米作りに取り組んでいる女優の大桃美代子氏やエコツアー商品を企画・販売している旅行会社社員の方による講演、パネルディスカッションなどの内容。

「観光立島」という言葉がありますが、島々の自然を守りながら観光産業を発展させるキーワードが「エコツーリズム」であったり「グリーンツーリズム」、「ブルーツーリズム」だったりすると思います。
薩南にはエコツーリズム先進地域の屋久島があり、自然保護と観光促進の間にある矛盾や努力を続けているガイドたちの現状を知ることも忘れてならないことだと思います。また、流通促進の視点から島の旅行商品を検証するよい機会になるかもしれませんので、ご案内まで。

平成21年度エコツーリズムフォーラムの開催について
1 テーマ:地域の取組から商品の流通へ
 「地域のエコツアー商品をいかにしてつくり流通させるか」
2 日時:平成21年9月19日(土) 12:30〜17:00
3 主催:環境省、(社)日本旅行業協会
4 協力:NPO法人日本エコツーリズム協会
5 会場:東京ビッグサイト 会議棟1階 レセプションホールA
6 内容:
【第1部】基調講演
 『自然に触れて学ぶこと、教えられること』
 講師:大桃 美代子氏(タレント・女優)
 『旅行会社に商品企画、販売の技法を学ぶ〜風カルチャークラブの挑戦〜』
 講師:(株)風の旅行社 風カルチャークラブ営業部長 水野 恭一氏
【第2部】パネルディスカッション
 『地域のエコツアー商品はどうすれば流通するか!』
 〜地域の事業者、観光協会、旅行会社に求められるもの〜
7 参加申込について:
 対象者:一般(エコツアーに興味のある方、エコツーリズムに関わっている地方行政関係者、観光協会、地域事業者、旅行事業者等)
 定員:200名 参加費:無料 申込締切:9月14日(月)
▽申込み方法等の詳細は、環境省ホームページで。
 
posted by シマオ at 17:19| 鹿児島 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 島のイベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月10日

薩南諸島の統計データ

「奄美は沖縄の10分の1経済」ということを最近知りました。南海日日新聞社の月刊奄美8月号に掲載の記事によってです。
筆者は、奄美のトラさんこと花井恒三氏。氏は奄美市役所の総務部長・企画部長、奄美群島広域事務組合事務局長等を歴任、定年退職して団塊世代がつくる無償ボランティア活動をされています。

10分の1とは、奄美と沖縄の人口、産業生産額、観光客数、国の事業費(奄振と沖振)などを比べてのことです。詳細は月刊紙で読んでいただきたいですが、氏は、奄振の三大重点事業でもある農業、観光業、情報通信業の可能性の大きさを述べておられます。面積は2分の1であり、諸処のデータからも伸びしろが期待できると。

薩南諸島

私は、鹿児島の島々の統計データが気になり、簡単に調べてみました。
ウィキペディア等によれば、薩南諸島(地理的に与論島から三島まで)の人口は約16万9千人(内奄美群島は約12万1千人)。面積は2360平方キロメートル(内奄美群島は1240平方キロメートル)。
この数字を他と比較すると、鹿児島県の総人口171万人の約1割。(因みに沖縄県人口は136万人。)面積は、鹿児島県土の4分の1を占め、香川県、大阪府、東京都、沖縄県(以上小さい順)より大きく、神奈川県、佐賀県より少し小さいだけとなります。

つまり薩南諸島は、人口は少なくても広いということです。花井氏のいうように、可能性に満ち溢れているということです。
しかし、気になる数字もあります。人口減少率や高齢化率、島外への進学率や就職率、失業率、商店減少数などなど。観光客数は増えていても、就職先の少なさや不況の影響で、地域の疲弊は進んでいます。
では、それらを乗り越え、島々の特性を生かした発展の道は?自然と伝統を守りながら島を元気にしていく方法は?それが、島交流の会の活動の最大のテーマです。皆で知恵を絞らなくては。
(ミナミ)
 
posted by シマオ at 07:13| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 島交流の会の案内・報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月09日

島のイベント情報の調べ方

昨日から、長い夏休みを取る人々の車列で高速道路が渋滞しているとか。でも、ETC利用ならどこへでも千円というのは魅力ですね。祭りや花火にお出かけの方も多いのではないでしょうか。
日本で夏祭りが盛んな理由として、農作業が一段落する時期であることや、都会へ行っていた人が戻って来たり旅行客が多いなど、人々が集りやすい季節ということが考えられます。暑さを吹き飛ばす意味ももちろんあるでしょう。

薩南の島々は、夏祭り前半のピークが過ぎて、これからお盆などの行事へと続きます。夏休みを南の島で過ごそうとされる方や帰省の方で、島の人口密度はしばし高まるかもしれません。
島々には独特の祭りや伝統行事、スポーツ大会など夏のイベントがたくさんあります。今日は、それらをネットで簡単に見つけられる方法をご紹介します。

奄美諸島の多彩なイベント情報を知るには次のサイトが便利です。
≫奄美群島観光案内 イベント情報
≫奄美ライフテレビ イベント情報

種子屋久の代表的な行事は、観光協会サイトに掲載されています。
≫種子島観光協会 イベント情報
≫屋久島観光協会 イベント情報

鹿児島県全体の行事を調べるには県の観光サイトで。
≫ゆっくり・悠・遊 観光かごしま イベント検索

東京有楽町のかごしま遊楽館では時々鹿児島関係のイベントが行われています。
≫かごしま遊楽館 イベント情報

もっと詳しく知りたい方は、各市町村のホームページをご覧になったり、直接お問い合わせしていただくとよいと思います。
(ミナミ)
 
posted by シマオ at 14:50| 鹿児島 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 島のイベント情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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