南の島暮らしの案内役として、今回から島のサイトをご紹介します。第1回は奄美大島龍郷町の
「ねりやかなや」です。
いままでほとんど記事のない「南の島暮らし〜島の紹介」カテゴリでした。屋久島と東京を行ったり来たりしているだけの私には奄美群島を紹介することはできないので、代わって島々のサイトをご紹介することでその島を案内したいと思います。それぞれの島サイトを見ていただくと、島の現在が生き生きとイメージできるのではないかと思います。
南の島の楽園、奄美大島への移住支援サイト「ねりやかなや」は、東京から龍郷町へ移住したサイト運営者マスミさんが、奄美への移住を考えている方々へ参考になるようにと開設したホームページです。
移住者をできるだけ大勢取り上げて紹介し、ノウハウ本などでは手に入らない生きた情報が詰まっています。奄美大島に辿り着くまでの紆余曲折の実話がたくさんあります。
また、マスミさんご自身も、移住を考えるようになったきっかけや、移住候補地探しなどの体験をつづり、これから奄美大島への移住を検討する方々へのアドバイスを述べておられます。
マスミさんに、奄美でアピールしたい点は何ですか?とお尋ねしたところ、「奄美大島は、海も山も自然はすごくてすばらしく魅力的。その割りに生活するのにそこそこ便利な島なので、移住するにはとっても好いところです」と、お答えいただきました。
離島といっても大きな島なので、学校、病院など生活基盤は整っており、奄美市という大きな町もあります。郊外に住んでいても、車での買い物に不便は感じないようです。
都会を離れて大自然の中で田舎暮らしをする人が増えていますが、不便な所は敬遠される傾向が見られます。沖縄の人気が高いのは、都会的リゾートのイメージがあるからですね。
でも、不便だから見えてくるものもあるはずです。人間らしい暮らしをしたいと島を訪れる人々の多さがそれを物語ります。物質的に豊かというよりもピュアで身近な幸福を選んで、南の島へやって来るのですね。
マスミさんが、自然がすごくてそこそこ便利と語る奄美大島は、不便と便利の両方を手に入れたい欲ばりの人向きの移住先かもしれないと思いました。
ここでちょっと島の基本情報のおさらいです。奄美大島は日本で2番目に大きい島。人口は4番目の7万人余ですが、近年少しずつ人口減少が進んでいます。奄美市のほか2町2村がありますが、龍郷町だけ人口がほぼ横ばいなのは、空港に近く移住者が増えているからかもしれません。
島の産業の中心は農業で、サトウキビからとれる黒糖は、薩摩藩の財政を潤し、ひいては明治維新につながったと、島人は今でも自慢げに、そして悲しげに話します。伝統の大島紬の生産は減少しましたが、代わって黒糖焼酎が人気となっています。
過疎化高齢化に悩む離島の奄美ですが、自然のすばらしさや島の伝統文化を生かして、観光など島独自の産業を育成しようと新たな動きも見られます。手付かずに残る自然を保護し、エコツーリズムやグリーンツーリズムなど体験型観光メニューを充実し、バイオなど未来産業や研究機関を誘致したいと考える人々が少しずつ出てきているようです。
今はまだ夢の話かもしれませんが、地元と移住者が協力すれば実現は不可能ではないと思います。島のことは地元の方が一番良くわかっており、移住者の中にはユニークで優秀な人材が多いからです。
「ねりやかなや」が、海のかなたの楽園という名前の通り、移住者と地元を結びつけて楽園を創りだしていければすばらしいと思います。
今回、「ねりやかなや」をご紹介するきっかけとなったのは、サイト内に
離島移住関連サイトのリンク集を設け、島交流の会や会メンバーのホームページを掲載してもらえることになったからです。薩南諸島の地図に、大きくわかりやすく、リンクしていただいてお礼を申し上げたいと思います。
ところで、屋久島の紹介はもうちょっとお待ちくださいね。
(ミナミ)
奄美大島への移住支援サイト ねりやかなや
http://www.neriyakanaya.jp/奄美大島移住日記~南の島にIターン〈マスミさんのブログ〉
http://naotomasumi.blogspot.com/
posted by シマオ at 08:45| 鹿児島 ☀|
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