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初めてのしまのがっこうです。先生役は、与論島(よろんじま)在住の本園金盛氏に引き受けていただきました。会場は、LwP asakusa様のご厚意により本格営業前のイベントスペースを使わせていただきました。ありがとうございました。
本園氏は、1953年に奄美群島が本土復帰して以来、与論島と奄美の復興に尽力して与論ピアのイベントを仕掛けておられる方です。奄美の方の多くがご存知の奄美旅行センターの社長であり、島交流の会の相談役を引き受けていただいてます。
かごしま・島交流の会は、島の元気を応援しようと今年5か年計画を立てていますが、その中に「島塾」プロジェクトがあります。それを、離島キッチンの佐藤さんとチカソシキの臼井さんが、素晴らしい「しまのがっこう」案に仕上げてくれました。
「毎回ある一つの島に焦点を当て、島の宝を掘り起こし、島と島外の人たちの新しい関係を築いていくのがしまのがっこうの役割」というのが二人の企画の趣旨です。学校スタイルについてのこだわりもあります。
それは、(1)島人(住民、出身者)が講義する、(2)社会科・家庭科などの時間割で行う、(3)島の産物少しを参加者に提供する、等の決め事となっています。しまのがっこうに相応しいスタイルができ、今後が楽しみとなりました。
参加は、一般と出演者・スタッフ合せて20名余りでした。ヨロンに行ったことのあるという方が数名おられました。
スタートの家庭科では、サネン(月桃)茶のパッケージ開発に挑戦する試みが紹介され、続く音楽科では、「19の春」という沖縄の唄が実は与論島の民謡からできたと説明がありました。
その後は給食の時間です。いつしか与論献奉が始まり、参加者一人一人の紹介がありました。
与論献奉とは、薩摩藩の役人をもてなすために始まったと伝えられる与論島独特の風習です。杯を順番に回して注がれたお酒(島の黒糖焼酎)を必ず飲み干すのが決まりだそうです。
島の砂浜で観光客へもてなして、来島した女性が島の男性と結ばれる例が増えているとか。本園さんがしまのがっこうでこれを行ったことにより、2回目以降もがっこうのルールに追加?することになりました。
最後に、島交流の会から鮫島代表が、がっこうの校長先生として参加者・関係者へお礼を申し上げて終了しました。
このところ島好きな人々が増え、島が注目されはじめています。若者や女性など島と都市の住民が交流して島をもっと身近に感じるために、しまのがっこうの活動を継続していきたいと思います。
※第1回のしまのがっこうの授業風景を、LwP asakusaさんのホームページに掲載していただいてます。