そこで、打合せ会や反省会が重要になってくるのですが、一番のポイントは先生役の島人を探すことです。
しまのがっこうのコンセプトは旅行案内ではなく島の普通の暮らしを紹介することなので、島でずっと生活した経験のある方を先生にお願いしています。島の在住者、出身者、移住して長年暮らしている方などです。
今年はすでに6回の打合せ会や反省会を行っています。2月には、屋久島編の講師を務めていただいた渡辺氏に、しまのがっこうの意味や今後の方向性についてご意見を伺いました。
時には、島出身者の経営するお店で会を行うこともあります。その場合、話し合いをして何か決めるというよりは、意見を言い合って終わりということになりがちですが・・・。
集まりでは、もっと島を身近に感じられるようにと、島好きな方々から様々なご意見・ご提案をいただいています。
「楽しく島の話を聞いてくれると島人から思ってもらえるような会にしてほしい」、「自然や産品、島人の温かさなど、島の良さを都会の人に知ってもらいたい」、「不便こそ豊か」、「各島の違いを尊重し合うことで島の共通性が浮かび上がる」、「島同士、根っこの気持ちのつながりを大切に」、等々。
島への関心が急速に高まりつつあり、近隣国とのトラブルも心配される昨今ですが、島交流の会も次の段階へと進む準備を始めたいと思います。ビジネス版のしまのがっこうや島カフェづくりの計画などです。
しまのがっこうの次回は、再び屋久島を取上げます。「在住者・出郷者・移住者の“いい関係”」をテーマとした第8回に続く第10回です。詳しくは案内ページをご参照ください。
→屋久島編2 イベント案内
秋(9月〜10月)には、壱岐・対馬編を行う予定です。対馬は2回目ですが、農業・商業の島、壱岐と、漁業・林業の島、国境の島、対馬の対比がとても興味を惹かれる内容になると思います。
その後も、伊豆諸島など、各地のしまのがっこうを開催していく予定でいます。
乞うご期待!