アイランダー2010は、11月27(土)、28(日)の二日間、 池袋サンシャインシティで行われました。「島へ行こう!島で暮らそう!」 をテーマに、美しい自然や独自の歴史・文化など島の魅力がたっぷりと紹介され、移住情報の案内もありました。
島をもっと身近に感じてもらおうと、いつもは一つの島に焦点を当てて行うしまのがっこうですが、体験版の今回は、8つの島と1団体の授業をそれぞれ1時間程度で行いました。
二日間、均等に各島の授業を行ったのではないですが、都合により、南の方から順番にご紹介します。
一番バッターは、鹿児島県の一番南にある与論島です。先生は、1回目のしまのがっこうと同じ奄美旅行センターの本園さん。
続いて、沖永良部島の体験授業。先生は、えらぶ移住支援センター代表の三沢さん。かごしま・島交流の会の副代表を務めています。
奄美の次はトカラ列島の十島村。NPO法人トカラインターフェース代表の日高さんから、ミニしまのがっこうを行っていただきました。
屋久島は、町役場企画調整課の岩川さんから、島の産業や交通の案内や移住支援策の紹介などを行っていただきました。
口永良部島からは、一般社団法人へきんこの会の山城さんが、同会が行っている島おこしプロジェクト「島なび学生隊」のプレゼンを行いました。
同じ屋久島町でも屋久島と口永良部島では気候や自然の風景が全然違う、人が少なくてのんびりしている、自分は本当に気に入っているが若い人にもっと来てほしいと、口永良部島へ移住した画家の松本さんから、自身の体験を話していただきました。
種子島出身の高田さんから、とてもわかりやすく種子島を紹介していただきました。種子島は、宇宙ロケット発射基地、鉄砲伝来、安納芋などでいまとても人気の高い島です。
鹿児島離島以外の島々にも体験授業を行っていただきました。鹿児島関係が中心の当会ですが、しまのがっこうによって島つながりがどんどんでき、大変ありがたいことです。
隠岐・中之島から海士町の職員小室さんが、知られていない島の魅力を教えてくださいました。(海士町は、天皇・上皇流刑の地でもあり、日本でいま一番島おこしが盛んです)
伊豆諸島三宅島の島人、穴原ナツさんから、三宅島のおいしいものや見どころなど島の素晴らしさを元気いっぱいに話していただきました。
水上飛行機開発事業協同組合理事長の青木さんからは、水上飛行機はフロートで海上を離発着できるので滑走路が要らないと、島々を遊覧する夢を語っていただきました。ミニチュアモデルが来場した子どもさんたちに人気でした。
口永良部島から参加した島なび学生隊の山城若菜さんがレポートを寄せてくれたのでご紹介します。
= = =
11月27日、28日に池袋サンシャインシティ文化会館のアイランダー2010が開催されました。アイランダーは国土交通省が主体で全国の島々が出展するイベントで、屋久島町口永良部からは私と島民の松本章さんが参加しました。
ひとくちに離島とは言っても、人口6万人を超える新潟県佐渡ヶ島から178人の最小行政・東京青ヶ島まで島の状況は様々です。
しまのがっこうでは鹿児島県の離島を中心に島の方を講師として招き、その島を身近に感じる・学ぶことができます。アイランダーでは15分から30分の短い時間で体験授業を開催しました。今回は東京都三宅島、鹿児島県トカラ列島、島根県海士町の方が初めて講師をつとめました。
しまのがっこうの方が、「アイランダーは、大変良いイベントだが年に1回しかない。しまのがっこうでは毎日がアイランダーになるよう、まずは月一から開校しています」と、継続的に活動を続けていくことを話していました。
= = =