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2013年06月20日

大矢内生気さんと島の未来を語る会の報告

 島の元気を応援するかごしま・島交流の会は、6月15日(土)午後、「この人と語る島の未来」実行委員会などと共催して、「しまのがっこう政策編 大矢内生気さんと語る島の未来『国境の島、宮本常一の思い』」を開催しました。
 →イベント案内

大矢内生気さんと島の未来を語る会

 講師に、離島政策文化フォーラム事務局長の大矢内生気(おおやうちせいき)氏をお招きしました。雨模様の天候が心配でしたが、会場の万世橋区民会館には大矢内さんのお話に期待する熱心な参加者が集まりました。
 その中には、佐渡、対馬、屋久島、奄美の出身者や縁者などが多くおられ、これからの離島振興、地域振興は、このようなご縁を活かしていくことが大事だと思いました。

大矢内生気さんと島の未来を語る会

 第1部の講演は、資料に沿って進められました。島にはさまざまなキーワードがあります。例えば、「隠岐独立」、「伊豆大島独立憲章」。明治の隠岐騒動や戦後に占領統治された島々のことは一般に知られていません。
 近年は、市町村合併で「一部離島」(同一市町村内に離島と本土の両方が存在するときの離島側)が増えた問題も。
 →大矢内さん講演資料(PDF)

大矢内生気さんと島の未来を語る会

 「すべての島に橋を架けたい」、「陳情をしなくてもすむ政治を確立したかった」など、宮本常一氏が一番大切にしていた「島の自立・律」や、全国離島振興協議会を作った業績などの説明もありました。
 他にも、海・島・海・島の連続が国家であるという認識が最近まで欠けていた、国民的・国家的無関心が長く続いた、島の数が明確でなかった、離島振興法改正は多くの努力の結実、離島交通は高コスト、外部の力を島に活かすにはトップの寛容性が必要等々、駆け足でしたが、離島の根っこの話をたっぷり聞くことができました。

大矢内生気さんと島の未来を語る会

 第2部は、参加者との対話でした。大矢内さんは、島の政策を話し合うという難しいテーマにもかかわらず質問を逆にするなど、参加者のさまざまな意見や背景を受け入れて上手に会話の流れを作っておられました。島へ関心を向けてほしいという大矢内さんの思いを感じた気がします。
 宮本常一の足あとをたどりたいと言った島出身者など、真剣に島を考えている島の外と内の人々の交流を積極的に増やす政策の必要性も感じました。

大矢内生気さんと島の未来を語る会

 熱弁に聞きほれているうちに時間があっという間に過ぎてしまいました。“大矢内節”を実際に聞いて、やはり島は人との関わりを通じて近くにも遠くにもなるとの思いを強くしました。
 最後に歌っていただいた八丈しょめ節が印象的でした。

 アンケートへ参加者全員から回答をいただきました。「宮本常一という人の先見性を改めて感じた。島の人の持つ精神性をもっと知りたいと思った」、「少しお話がむずかしかったですが、もっとじっくり聞きたいと思いました」、「“政策の背景にあるもの”について議論できればすばらしい」、「益々島へ行きたくなりました!」などの意見がありました。
 →アンケート結果(PDF)

大矢内生気さんと島の未来を語る会

 多方面から多様な人々に集まっていただき感謝します。時間を十分用意したつもりでしたが、島の政策の背景にあるものを理解してもらい話し合うには不足でした。今回はその“序章”として、島の語り部にはぜひまた次もご登壇いただきたいと思います。
 次回をお楽しみに、またのご来校をお待ちしています。

大矢内生気さんと島の未来を語る会

【参考記事】
島の政策勉強会 第1回離島振興法の改正議論のポイント
【政府資料】
国境離島の保全、管理及び振興のあり方に関する有識者懇談会
海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針
posted by シマオ at 07:44| 鹿児島 ☁| Comment(0) | しまのがっこう報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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