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話は今年のはじめに遡ります。杉浦さんが対馬出身の白石さんと話をされる機会があったときに、しまのがっこうの話になりました。対馬編は以前実施したことがありましたが、対馬も大きな島です。1度では全てを伝えきれていたかというとなかなか難しかったということで、もう一度やろうということになりました。
そこで、杉浦さんから出てきたのが、壱岐と対馬として行うのはどうか?ということでした。
しまのがっこうとして、2島を同時に扱うのは初めてでしたが、また参加する方々にとっても、よく「壱岐対馬」と並んで称される両島が、どう違うのか、どこが似ているのかを知ることができるのではないかという大きなメリットがあると思われたため、この構想が動き出しました。
早い段階から、壱岐出身の村上さんと白石さんに打ち合わせにご参加いただき、どういう形で行うかの打ち合わせを重ねてきました。が、最初の段階から実はコンセプトは固まっていたのでした。白石さんと村上さんの会話のやりとりがものすごく面白かったのです。
白石さんが「あのねぇ。対馬ではね。最近野生のイノシシが増えちゃって畑を荒らされて大変なの!」と言い終わるか終わらないうちに、村上さんが「壱岐だってテンですよ!テン!」と始まるし、村上さんが「ツシマヤマネコは名前は有名だけど、見たことあるの?白石さん?」とつっかかると「そんなのあるわよ!って言うか、私がヤマネコよぉ!ニャン!」という感じで、脱線しまくり大笑いの打ち合わせでした。
こんな感じで、壱岐・対馬編は「壱岐vs対馬」とある意味必然的になったのでした。
打ち合わせの中では、限られた時間の中で2島の魅力をいかに伝えるかが話し合われ、その中で料理が大きなテーマとして出てきました。ここでも白石さんと村上さんの舌戦が繰り広げられました。白石さんが「対馬のとんちゃん焼き!最高のB級グルメなのよ〜。」というと「壱岐は壱岐牛。これと焼酎が最高!」「対馬はろくべえ」「じゃあデザートはかす巻き。」「対馬にだってあるわよ!」と、すでに対決が始まっているかのようです。
掛け合いながら進むイメージは、ここで固まっていたといっても良いでしょう。
料理以外にも対決内容が膨れ上がり、参加規模も今までにない50人規模のイメージとなりました。プレゼン資料作り、料理の準備などで今までにないくらい講師の白石さんと村上さんにご尽力いただくことになりました。
会場選びについても難航しました。人数規模と料理の豊富さ、本格さ、対決という方式全てにおいて未知の経験でありました。
当日の盛り上がりは、必然であり、講師の方々の意気込みがもたらしたものであることは言うまでもありません。
講師の方は、準備段階で地元の方に「なんで対決しなければならないの?そんな野蛮なコンセプトには協力できない」など言われるケースもあったそうで、私たちスタッフが知らない苦労も多々あったのだと思います。
本当に講師のお二人のパワーによってなし得たと思います。
そうそう、打ち合わせの時のお二人の掛け合いをもし録画してYoutubeにでもアップすれば、「裏・しまのがっこう壱岐vs対馬」なんてできたかもしれませんね!