水上飛行機開発事業協同組合は、6月1日〜3日、奄美大島の視察を行い、東京での報告会が21日行われました。
水上飛行機は、かつて日本の海を飛び回っていた時代があったそうです。飛行機の歴史の中で、滑走路の整備が難しかった時代は、短い滑走で飛び立つ飛行機に比べ水上機の方がスピードが速かったのです。海に囲まれた日本は、第二次世界大戦が終わるまでの間、多種多様の水上機を開発・運用してきたようです。
上の写真の大島海峡には、太平洋戦争中、戦艦大和や武蔵など連合艦隊の軍港だった薩川湾や久慈湾があります。組合が今回、奄美大島を視察の対象に選んだのは、大島海峡や笠利湾をはじめとして、水上機の運用に適したロケーションが多くあるからです。
報告会では、水上飛行機開発事業協同組合メンバーより、奄美大島視察について次のような話がありました。
「奄美市が目指す目標は、島全体を世界遺産に登録する、セラピーやソフト会社の誘致、電気自動車・バイク等環境にやさしい車にして観光客を誘致すること。役所関係は外から応援するが、民間の仕事は一回二回ではダメ、長い営業が必要と、関係者からお聞きしました」「FM放送へ出演したことで、時間は30分位だったが奄美地域約80%に放送され、水上飛行機の知名度が上がったと思います」
奄美市では、あまみエフエムの「夕方フレンド」という番組に出演し、水上飛行機の説明や開発の苦心談を語ったとのことでした。
→あまみエフエム ディ!ウェイヴ 奄美出身者の方より、「アジアなど外国に販売するには日本製がポイント、一刻も早い販売体制構築を望む」との意見があり、それについて等、参加者間で意見交換が行われました。

水上飛行機開発の資料
島交流の会は、島で遊覧飛行や体験飛行ができるように水上飛行機の普及を応援したいと思います。水上飛行機の組合が現在生産しているのは、免許取得が容易なULP(超軽量動力機)ですが、飛行高度や航続距離の長いLSA(軽量スポーツ航空機)の開発をめざしているとのことです。
水上飛行機に関心のある方は、
当会までご連絡をお願いします。
posted by シマオ at 11:52| 鹿児島 ☔|
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